下記、配管継手製品に寄せられるよくある質問になります。
Q&A形式で記載しておりますのでご確認をお願いします。
使用工具
ゴムの耐熱性・耐久性
蒸気の使用
ケーシングの耐食性
施工上の注意
- Q10ストラブ・グリップを使用する場合の支持方法や支持間隔を教えてください。
- Q11伸縮継手を使用せずストラブ・グリップのみで施工しても問題ありませんか?
- Q12配管の漏洩補修にストラブ・クランプやSBソケットを使用したいのですが、取付部分にパイプレンチの深いキズがあります。止水できますか?
- Q13塩ビ管を接続する場合、鋼管と同じトルク値で問題ありませんか?
- Q14規定トルク値で締め付けましたが、締め忘れ防止スペーサーと本体の間に隙間が生じています。大丈夫でしょうか?
- Q15配管内の流体が凍結する可能性がありますが、カップリングを保温等の処置は必要ですか?
特殊な用途・使用
- Q16ショーボンド継手セットは連結送水管(消火配管)に使用できますか?
- Q17連結送水管(消火配管)が一般配管用ステンレス鋼鋼管の場合は使用できますか?
- Q18ストラブ・グリップ-Gタイプは何回程度、使い回しができますか?
- Q19突き合わせ溶接用管継手の溶接部からの漏れを止めるには、何を使用したらよいのですか?
- Q20ステンレス製のネジ継手の漏れ止めにSBソケット-Sタイプは使用できますか?
- Q21塩ビ管の継手部からの漏れ止めには、どの製品を使用すれば良いのですか?
- Q22ストラブ・グリップは伸縮継手の代用として使用できますか?
- Q23熱伸縮が生じる配管でストラブ・グリップ-Gタイプや316タイプ、GXタイプは問題が生じませんか?
- Q24ストラブ・グリップは、上水用の配管に使用できますか?
- Q25ストラブ・グリップを鋳鉄管に使用できますか?
- Q26ストラブ・グリップを塩ビ管に使用できますか?
- Q27銅管の補修にストラブ・クランプは使用できますか?
- Q28内面ライニング管に使用する場合、切断面の防食はどのように行えば良いのでしょうか?
- Q29外面ライニング鋼管にそのまま使用できますか?
- Q30配管を埋設する場合の使用可否と注意点について教えてください。
- Q31ストラブ・グリップを市販の突き合わせ溶接継手とパイプの接続に使用できますか?
- Q32ストラブ・クランプ等の漏洩補修クランプは継手として使えますか?
- Q33配管に曲がりが生じる場合に使用できますか?
- Q34ストラブ・グリップをポリエチレン管に使用できますか?
- Q35管の端部に隙間が生じてしまう場合、どの程度まで許容できますか?
- Q36配管内の流体が灯油やガソリン等の燃料の場合、使用できますか?
- Q37配管の芯ズレが原因でカップリングが傾いてしまった場合の対処方法は?
- Q38オプションのインナープレートは、どのような場合に使用するのですか?
公的許認可
- Q39消防認定品をガソリン等の燃料配管に使用した場合、何か問題ありませんか?
- Q40水協認証品・消防認定品・通常品の具体的な違いとは何ですか?
- Q41消防認定品は、乾式の消火配管にも使用できますか?
- Q42消火設備の配管に使用できますか?
- Q43消防認定品は一般配管用ステンレス鋼管(Su)の消火配管に使用できますか?
- Q44ストラブ・グリップ-Gタイプのカタログに国土交通省「機械設備工事監理指針」と記述されていますが、どのような認可なのですか?
部品の材質や構造
- Q45ステンレスボルトなのになぜ表面が黒いのですか?
- Q46ボルト材質がステンレス鋼の場合、2種類の材質が明記されていますが、この材質の違いを教えてください。
- Q47なぜボルトの材質がステンレス製とクロモリ製の2種類があるのでしょうか?
- Q48配管にねじ切りやグルービングをしないのに、圧力配管で脱管しないのはどうしてですか?
- Q49SGP管の表面とそこに食い込んでいるグリップリング(ステンレス製)との間で電気腐食は心配有りませんか?
購入、海外での使用
- Q50ストラブ製品を買える販売店を教えてください。
- Q51海外での販売、使用は可能でしょうか?
(Is it possible to buy/sell/use sho-bond products outside Japan?)
製品の構造
- Q52振動等でボルトは緩みませんか?
- Q53ストラブ・グリップ-Gタイプと316タイプの違いを教えてください。
- Q54ストラブ・グリップとストラブ・フレックスの違いを教えてください。
- Q55SBソケット-SタイプとDタイプの具体的な違いを教えてください。
- Q56ストラブ・グリップ-GXタイプは、Gタイプや316タイプと何が違うのですか?
製品のバリエーション
- Q58幅の広い補修クランプはありますか?
- Q59銅管用の継手はありますか?
- Q60ホース用の継手はありますか?また、ホースと鋼管を接続する継手はありますか?
- Q61ストラブ・グリップ-GT(分岐)タイプの分岐口を別サイズへ変更できませんか?
- Q6215Aサイズの製品はありませんか?
- Q63ストラブ・グリップ-GT(分岐)で二つ割りが可能な製品はありませんか?
- Q64配管の表面に大きな割れが生じてしまいましたが、対応できる製品はありますか?
- Q65ストラブ・グリップ-GT(分岐)タイプは既設の配管の取水口として使用できますか?
- Q66ドレネジ(排水用ドレネージ継手)の補修用の製品はありませんか?
- Q67フランジや六角ニップルの漏れを止める製品はありますか?
使用時のトラブル
異種管の接続
Q.
ラチェットレンチ等でボルトを締め付けても問題ありませんか?
A. |
必ず、トルク値の管理機能を持つ「トルクレンチ」をご使用ください。ストラブ・グリップGタイプのボルトの締め付け作業は、トルク値で管理することになっていますので、トルクを確認できない工具で施工されますと、締め付け量の不足してしまうことで漏えいに至ったり、締め過ぎによってボルトが損傷する場合があります。 ただし、ストラブ・グリップ GXタイプやGVPタイプに関しては、締め付け量をトルク値で管理する必要がありませんので、六角棒レンチ(L形)やラチェットレンチ等でも施工が可能です。 |
Q.
ボルトの締め付けに電動工具は使用出来ますか?
A.
片締めに注意しながら左右交互に締め付け、トルク管理が必要な製品の場合は最後にトルクレンチを使用してトルク値をチェックしていただければ問題ありません。カジリ防止のためボルトのネジ部にグリス等を塗布することを推奨いたします。
Q.
トルクレンチや六角棒ソケットはどこで購入できますか?
A. |
お近くの機械工具店もしくは大きなホームセンターでも取り揃えていますが、当社でも製品に適したサイズのトルクレンチと六角棒ソケットをご用意しています。ストラブカップリングと同時にご注文ください。 |
Q.
高温水に使用できる製品はありますか?
A.
ストラブ・グリップ-G、GXタイプであればオプションのステンレス製インナープレートを装着していただければ100℃まで使用可能ですが、温度によって使用可能な圧力が異なります。詳しくは、製品カタログをご覧ください。
Q.
ストラブ・グリップの耐用年数を教えてください。
A.
ストラブ・グリップ-Gタイプのゴムパッキンはリップ構造になっております。これによってゴムの弾性が低下してもリップ内部に流体が回り込むことにより、安定した止水性能を長期にわたり保持できます。Gタイプでは、流体温度80℃で40年相当の耐久性が期待できるとされるSAS322の熱促進劣化試験を実施しております。
Q.
蒸気配管の漏洩を補修する製品はありませんか?
A.
短期的な補修であれば、当社のストラブ・クランプやSBソケットがご使用になれます。当社の実験データでは蒸気温度=160℃で約3ヶ月、140℃では1年間程度は耐えることができます。それ以上の期間使用される場合は、定期的に新品に交換することで対応してください。
Q.
ストラブ・グリップは蒸気配管の継手として使用可能ですか?
A.
管継手には長期的な寿命が求められるため、恒久的にご使用できません。
Q.
ストラブ・グリップは海水中で使用できますか?
A.
海水中はとても腐食しやすい環境ですので、ステンレス(SUS304)製であってもご使用できません。
Q.
屋外における使用で製品本体が錆びる事はありますか?
A.
ステンレスは錆びにくい材料ですが、環境によっては錆が発生する可能性があります。特に海水が触れる箇所では、防食処理を行う必要があります。
Q.
ストラブ・グリップを使用する場合の支持方法や支持間隔を教えてください。
A.
配管のサイズや横走り管か立て管かで、それぞれ支持方法が異なります。詳しくは製品の「施工要領書」をご覧ください。
Q.
伸縮継手を使用せずストラブ・グリップのみで施工しても問題ありませんか?
A.
ストラブ・グリップは、1箇所当たりの伸縮吸収量が少ないため、伸縮量の大きい配管を接続する場合は伸縮継手を配置することを推奨いたします。
Q.
配管の漏洩補修にストラブ・クランプやSBソケットを使用したいのですが、取付部分にパイプレンチの深いキズがあります。止水できますか?
A.
キズの付いた場所や深さにもよりますが、このままでは止水は難しいと思われます。キズが目立たなくなるまでグラインダー等で研磨するか、パテやコーキング剤でキズを埋めてからご使用ください。
Q.
塩ビ管を接続する場合、鋼管と同じトルク値で問題ありませんか?
A.
鋼管に比べると塩ビ管は樹脂製ですのでグリップリングが喰い込みやすくなります。締め付けの際はケーシングの端部がスペーサーに密着するまで締め付けてください。40A~200Aの塩ビ管を接続する場合は、トルク管理が不要なGXタイプを推奨しております。20A~30Aの場合はGVPタイプで対応可能です。
Q.
規定トルク値で締め付けましたが、締め忘れ防止スペーサーと本体の間に隙間が生じています。大丈夫でしょうか?
A.
配管の角度・芯ズレ・管の外径公差等により規定トルク値で締め付けてもプラスチックスペーサーと本体が密着しない場合がありますが、締め付けトルク値が適正であればそのままご使用いただけます。
Q.
配管内の流体が凍結する可能性がありますが、カップリングを保温等の処置は必要ですか?
A.
必要です。配管内の流体が凍結する可能性がある場所での使用については、保温等の適切な処置を行ってください。また長期間放置する場合は、必ず流体を排出する等の処置を行ってください。
Q.
ショーボンド継手セットは連結送水管(消火配管)に使用できますか?
A.
連結送水管(消火設備)の継手は、消防認定品である必要がありますが、このショーボンド継手セットは消防認定を取得しておりませんので、ご使用できません。
Q.
連結送水管(消火配管)が一般配管用ステンレス鋼鋼管の場合は使用できますか?
A.
当社で取得している消防認定は、管がSGP等の炭素鋼鋼管の場合に限定されます。よって消防認定品であってもご使用できません。
Q.
ストラブ・グリップ-Gタイプは何回程度、使い回しができますか?
A.
当社では焼き付きが起こりにくいクロームモリブデン鋼製のボルトをご用意しております。クロームモリブデン鋼製ボルトを使用した場合の使い回しの回数は下記を限度としております。
・・・鋼管や塩ビ管の場合:10回
・・・ステンレス管の場合: 5回
Q.
突き合わせ溶接用管継手の溶接部からの漏れを止めるには、何を使用したらよいのですか?
A.
管と管や、エルボ、チーズの突き合わせ溶接部には、新製品のストラブ・スリムクランプCSタイプがご使用いただけます。管と管の突き合わせ溶接部に限りストラブ・クランプ-Cタイプもご使用いただけます。
Q.
ステンレス製のネジ継手の漏れ止めにSBソケット-Sタイプは使用できますか?
A.
SBソケット-Sタイプは、ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手(JIS B 2301)と鋼管のネジ切り箇所専用の漏えい補修バンドです。ステンレス鋼製ねじ込み継手(JIS B 2308)にはご使用できません。
Q.
塩ビ管の継手部からの漏れ止めには、どの製品を使用すれば良いのですか?
A.
塩ビ管の継手部からの漏れについては、当社の補修クランプでは対応できません。
Q.
ストラブ・グリップは伸縮継手の代用として使用できますか?
A.
伸縮継手の代用としては使用できません。但し、高温の排水管に限り熱伸縮の許容ができる 「特殊カップリング工法」をご提案いたします。詳しくは、当社までお問い合わせください。
Q.
熱伸縮が生じる配管でストラブ・グリップ-Gタイプや316タイプ、GXタイプは問題が生じませんか?
A.
ストラブ・グリップ-Gタイプは、冷温水配管等の管の熱伸縮について、SAS322に準拠する冷温水サイクル試験をクリアしておりますが、基本的に大きな伸縮は吸収できません。別途伸縮継手等を必ず配置してください。また、316タイプ、GXタイプも同様に、大きな伸縮は吸収できませんので、別途伸縮継手等を配置してください。
Q.
ストラブ・グリップは、上水用の配管に使用できますか?
A.
日水協品は日本水道協会の基準に準拠した浸出テストに合格しておりますので、上水用配管にご使用いただけます。
Q.
ストラブ・グリップを鋳鉄管に使用できますか?
A.
排水鋳鉄管には「排水鋳鉄管接続用 FCタイプ」がご使用いただけます。給水鋳鉄管にはご使用できません。接続用ではなく、直管部の漏洩補修用としてはストラブ・ワイドクランプCWタイプがご使用いただけます。
Q.
ストラブ・グリップを塩ビ管に使用できますか?
A.
ストラブ・グリップ-GタイプはVUを除く塩ビ管に、GXタイプ、316タイプとストラブ・フレックス-FタイプはVUにも使用できます。
・・・ストラブ・グリップ-Gタイプ : 40A~300A(HIVP/HTVP/VP)
・・・ストラブ・グリップ-GXタイプ : 40A~200A(HIVP/HTVP/VP/VU)
・・・ストラブ・グリップ-316タイプ : 40A~200A(HIVP/HTVP/VP/VU)
・・・ストラブ・フレックス-Fタイプ : 50A~300A(HIVP/HTVP/VP/VU)※1
・・・ストラブ・グリップ-GVPタイプ : 20A~30A(HIVP/VP)※2
※1:VUの場合は受注生産で350A~600Aまで対応可能です。
※2:GVPタイプは2016年5月より発売の新商品です。
Q.
銅管の補修にストラブ・クランプは使用できますか?
A.
銅管の外径サイズ(20A~40A)に適用したストラブ・クランプ CULタイプがご使用いただけます。
Q.
内面ライニング管に使用する場合、切断面の防食はどのように行えば良いのでしょうか?
A.
管端部の防食には、当社製品のSBコアー(管端防食カバー)を取り付けることで、容易に切断面の保護ができます。
Q.
外面ライニング鋼管にそのまま使用できますか?
A.
外面ライニング管へは、そのまま使用できませんが、管の外面ライニングをストラブカップリングを取り付ける範囲(ケーシング幅の1/2程度)剥がしていただくことによって使用できます。剥がさずに施工すると、鋼管と外面ライニングの界面から漏水する恐れがあります。
Q.
配管を埋設する場合の使用可否と注意点について教えてください。
A.
地中埋設管にも使用可能ですが、必ずステンレス製ボルトをご指定いただき、腐食防止のためポリエチレンスリーブまたは、ペトラタム系防食テープ及び防食用のプラスチックテープで防護し、国土交通省「公共建設工事標準仕様書」に基づいた施工をしてください。
Q.
ストラブ・グリップを市販の突き合わせ溶接継手とパイプの接続に使用できますか?
A.
通常の溶接式管継手は、ストレート部がほとんど無いためストラブ・グリップで接続できません。ストラブ・グリップでの接続用にストレート部を長くしたショーボンド継手セットを用意しておりますので、こちらをご使用ください。
Q.
ストラブ・クランプ等の漏洩補修クランプは継手として使えますか?
A.
基本的にご使用できません。
Q.
配管に曲がりが生じる場合に使用できますか?
A.
ストラブ・グリップ一カ所当たり4°までの範囲であればご使用できます。(消火配管の場合は3°まで)それ以上の角度がついてしまう場合は、配管長を短くする等の調整が必要になります。
Q.
ストラブ・グリップをポリエチレン管に使用できますか?
A.
接続用としては現行の製品群では使用できる商品はありませんが、特注で製作できる場合がありますので当社にお問い合わせ下さい。漏洩補修用は基本的にご使用できません。
Q.
管の端部に隙間が生じてしまう場合、どの程度まで許容できますか?
A.
許容値は製品の種類やサイズによって異なります。詳しくは各製品のカタログまたは施工要領書中の配管接合精度に対する許容値をご覧ください。
Q.
配管内の流体が灯油やガソリン等の燃料の場合、使用できますか?
A.
ゴムパッキンの種類がNBRの製品を選定いただければ問題なくご使用できます。ただし、ハイオクガソリンには使用できません。詳しくは資料ダウンロード内の「製品の耐油・耐薬品リスト」をご覧ください。
Q.
配管の芯ズレが原因でカップリングが傾いてしまった場合の対処方法は?
A.
カップリングと配管との角度は2°までの範囲であればご使用できます。それ以上傾いてしまった場合は、取付直しをしてください。
Q.
オプションのインナープレートは、どのような場合に使用するのですか?
A.
施工時にパイプとパイプの隙間が広く空いてしまう場合に、ゴムがパイプの隙間から内側に入り込むのを防止することを目的に装着する部品です。負圧配管や給湯配管の場合にはパイプの隙間が広くない場合でも装着することを推奨しております。
Q.
消防認定品をガソリン等の燃料配管に使用した場合、何か問題ありませんか?
A.
消防認定品とはいっても危険物(重油やガソリン)使用の認可ではございませんので、その場合は別途、所轄の消防署の承認が必要になります。また、この場合は消防認定品(EPDMゴム)ではなく、通常品のNBRゴムをご選定ください。
Q.
水協認証品・消防認定品・通常品の具体的な違いとは何ですか?
A.
当社の生産工場は日本水道協会による工場審査を受け合格した認定工場です。この工場で生産される申請製品は全て水協認証品となります。(水協マーク付き)
消防認定品は、日本消防設備安全センターによる生産ロット毎の個別検査を受け、それに合格した「認定証票」付きの製品となります。
Q.
消防認定品は、乾式の消火配管にも使用できますか?
A.
火災時の熱による著しい損傷を受ける恐れのない場合は、使用できるケースがありますが、所轄の消防署の承認が必要となります。
Q.
消火設備の配管に使用できますか?
A.
日本消防安全センターから認定を受けた消防認定品をご使用下さい。屋内消火栓設備・スプリンクラー設備・水噴霧消火設備・泡消火設備・屋外消火栓設備・連結散水設備・連結送水管にご使用いただけます。
Q.
ストラブ・グリップ Gタイプ消防認定品は一般配管用ステンレス鋼管(Su)の消火配管に使用できますか?
A.
配管がステンレス鋼管(JIS G 3448、3459)の場合は、当社が取得している消防認定品の適用管外となりますので使用できません。
Q.
ストラブ・グリップ-Gタイプのカタログに国土交通省「機械設備工事監理指針」と記述されていますが、どのような認可なのですか?
A.
国土交通省監修の「機械設備工事監理指針」では、ステンレス鋼管の管継手はフランジや溶接接合の他にステンレス協会の管継手性能基準「SAS322」を満足している管継手は使用可能とされています。当社のストラブ・グリップ-GタイプはこのSAS322においてステンレス協会の認定を取得していることから、製品カタログに記載しております。
Q.
ステンレスボルトなのになぜ表面が黒いのですか?
A.
ボルトの表面に焼き付き防止として二硫化モリブデンのドライコートを施しております。そのコーティング材のために表面が黒くなってます。
Q.
ボルト材質がステンレス鋼の場合、2種類の材質が明記されていますが、この材質の違いを教えてください。
A.
当社では、ボルトの強度によって2種類の材質を使い分けております。設計上SUS XM7の材料以上の強度が必要なボルトに、SUS304-CUNを使用しております。
Q.
なぜボルトの材質がステンレス製とクロモリ製の2種類があるのでしょうか?
A.
ステンレス鋼は熱膨張率が高いため、ボルトが焼き付き易い特性があります。使い回しされる場合には、焼き付きが起こりにくいクロームモリブデン鋼製のボルトをご使用頂くために2種類のボルトを用意しております。
Q.
配管にねじ切りやグルービングをしないのに、圧力配管で脱管しないのはどうしてですか?
A.
当社独自の脱管防止構造を保有するためです。強硬度ステンレス鋼の一部に特殊な加工を施したリング状の部品「グリップリング」が、配管の表面に深く食い込むことで脱管を防止します。
Q.
SGP管の表面とそこに食い込んでいるグリップリング(ステンレス製)との間で電気腐食は心配有りませんか?
A.
電気腐食は電位差の高い金属(ステンレス鋼)の表面積が低電位金属の表面積より大幅に大きい場合に腐食が促進されます。しかしカップリングと鋼管の表面積比は鋼管側の方が大幅に大きいので、電位差による影響はほとんどありません。
Q.
ストラブ製品を買える販売店を教えて下さい。
A.
各地域ごとの販売代理店リストをご覧下さい。お近くの販売店が販売代理店のリストに無い場合でも購入できることがありますので、その販売店にお問い合わせください。
Q.
海外での販売、使用は可能でしょうか?
A.
当製品は日本国内での販売および使用のみを想定しておりますが、海外での販売および使用をご希望される場合は、事前にお問い合わせください。
(Our products are intended for sale and use only in Japan.If you wish to sell and use outside Japan,please contact us in advance.)
Q.
振動等でボルトは緩みませんか?
A.
当社の製品ではボルトに軸力が作用し始めてから管理のトルク値に達するまで約20~30mm程テンションが作用し続けます。したがって想定される振動等の外力によって、緩みの原因とされるボルトの座面の陥没や凹凸の平坦化程度では軸力を完全に失うことはありません。 当社では振動数=10Hz・振幅=±1.5mmの加振試験機にて300万回の振動テストを行いましたが、ボルトの回り戻りは起きておりません。
Q.
ストラブ・グリップ-Gタイプと316タイプの違いを教えて下さい。
A.
ストラブ・グリップ-316タイプはGタイプの低価格版の製品です。部品点数の削減、ステンレスケーシングの肉厚やボルトのサイズダウンによりコスト低減が計られています。グリップタイプに比べて適用管種や使用圧力に制限がありますが、その中で十分な性能を保持します。
Q.
ストラブ・グリップとストラブ・フレックスの違いを教えてください。
A.
ストラブ・グリップは脱管防止機能を有していますが、ストラブ・フレックスは脱管防止機能を持たない管継手で、主に圧力のかからない排水管や電線保護管などの接続に使用する製品です。圧力のかかる配管にて使用される場合は、脱管防止機能がありませんので必ずパイプを強固に固定してください。
Q.
SBソケット-SタイプとDタイプの具体的な違いを教えてください。
A.
SBソケット-SタイプとDタイプは同じネジ切り箇所の補修バンドですが、Sタイプが可鍛鋳鉄製継手用、Dタイプが鋳鉄製継手用です。一般的な給水用のネジ継手にはSタイプを、排水用のドレネージ継手にはDタイプを使用します。
Q.
ストラブ・グリップ-GXタイプは、Gタイプや316タイプと何が違うのですか?
A.
GXタイプは、新構造(メタルタッチ)を採用することによって、締め付けをトルク値で管理する必要が無くなり、トルクレンチではなく、一般的な六角棒レンチ(L形)やラチェットレンチ等でも締め付け作業が可能な製品です。Gタイプや316タイプと違って、パイプの種類を問わず誰にでも均等でかつ確実な施工を行うことができます。
Q.
幅の広い補修クランプはありますか?
A.
当社では、ケーシング幅が200mm~400mmのストラブ・ワイドクランプ-CWタイプをご用意しております。幅500mm以上は輸入品で対応可能となっております。
Q.
銅管用の継手はありますか?
A.
建築用・水道用銅管の継手としてストラブ・グリップ-GUタイプを用意しております。サイズバリエーションにつきましては、製品カタログをご覧ください。
Q.
ホース用の継手はありますか?また、ホースと鋼管を接続する継手はありますか?
A.
粉体輸送用ホース専用の継手としてストラブ・グリップ-FXタイプを用意しております。粉体輸送用ホースと鋼管の接続には、ストラブ・グリップ-FXTタイプを用意しております。サイズバリエーションは、呼び径40A~200Aです。但し、適用可能なホースの種類は、外面に凹凸のないタイプに限られます。詳しくは当社へお問い合わせください。
Q.
ストラブ・グリップ-GT(分岐)タイプの分岐口を別サイズへ変更できませんか?
A.
構造上、分岐口を他サイズへ変更することはできません。
Q.
15Aサイズの製品はありませんか?
A.
2016年5月より15Aサイズ用のストラブ・グリップ GXタイプ(接続用)を新発売いたしました。
Q.
ストラブ・グリップ-GT(分岐)で二つ割りが可能な製品はありませんか?
A.
二つ割りが可能なCT(分岐)タイプを、2015年より発売しました。詳しくは製品カタログをご覧ください。
Q.
配管の表面に大きな割れが生じてしまいましたが、対応できる製品はありますか?
A.
ストラブ・クランプCタイプの有効止水幅以内の割れであれば補修できます。しかし、それ以上の長さの場合には、幅の広いストラブ・ワイドクランプCWタイプの使用をご検討ください。
Q.
ストラブ・グリップ-GT(分岐)タイプは既設の配管の取水口として使用できますか?
A.
GTタイプはGタイプに取水口を取り付けた製品です。構造上二つ割りにならないので既設管の取水口には使用できません。この場合は二つ割りになる新製品のCTタイプをご検討ください。
Q.
ドレネジ(排水用ドレネージ継手)の補修用の製品はありませんか?
A.
排水用ドレネージ継手専用のSBソケット-Dタイプをご使用下さい。但し、継手メーカーによってはSBソケットSタイプが適合する場合もありますので、当社へお問い合わせください。
Q.
フランジや六角ニップルの漏れを止める製品はありますか?
A.
フランジや六角ニップルからの漏れに対応した製品は用意しておりません。
Q.
ストラブ・グリップ-Gタイプのボルトを交換したいのですが、どうすればよいでしょうか?
A.
交換部品として各サイズのボルトを用意しております。交換を希望するGタイプの型式とボルトの材質を当社または最寄りの販売代理店へご連絡ください。
Q.
ボルトが破断してしまいましたが、原因は何でしょうか?またどう対処すればよいでしょうか?
A.
ボルト破断の原因は、2本のボルトを均等に締め込まずに片方だけを先に締め付けた時や、トルクレンチを使用せずに管理トルク値以上で締め付けた場合に破断の可能性があります。製品の使用説明書や施工要領書に沿った施工をお願いいたします。
Q.
異種管の接続はできますか?
A.
鋼管サイズと同外径かつカタログの適用配管に記載の管であれば接続可能です。但しパイプの硬さが異なる場合は、必ず締め付け量が同じになるストラブ・グリップGXタイプを推奨します。小口径のサイズのうち外径差が小さい場合は、使用できる場合がありますので当社にお問い合わせください。
Q.
銅管とSu管の接続はできますか?
A.
20A~40A(20Su~40Su)に限り、銅管とSu管の異種管接続には、銅管専用のストラブ・グリップ-GUタイプがご使用いただけます。
Q.
塩ビ管と鋼管の接続はできますか?接続する場合のトルク値はどうすれば良いのでしょうか?
A.
40A~300Aの管であればカップリング各種にて接続可能ですが、(ストラブ・グリップGタイプは塩ビのVU管は不可)塩ビ管側のみトルク値が規定値の70%となりますので、規定のトルク値で施工すると、塩ビ管側は締まり過ぎとなってしまいます。よって、Gタイプの場合はトルク値で作業の管理を行わず、スペーサーの幅まで締め付ける様お願いします。40A~200Aであれば締め付けトルクの調整が不要なストラブ・グリップGXタイプを推奨いたします。また、20A~30Aはストラブ・グリップGVPプラスタイプで接続可能です。施工方法の詳細は、「施工要領書/異種管用(鋼管+塩ビ管)編」をご覧ください。