工事現場等で使用する場合の疑問や質問については、
ショーボンド建設(株)ホームページの「よくある質問」コーナー(http://www.sho-bond.co.jp/html/faq.html)に詳細が掲載されていますので、そちらもご覧ください。
- Q1製品の基本的特長を教えてください。
- Q2S タイプ(夏タイプ)とW タイプ(冬タイプ)の区別は?
- Q3体積から重量を算出する方法を教えてください。
- Q4接着剤であるショーボンド#101の比重はいくつですか?
- Q5コンクリートブロック(車歩道境界用ブロック、車止めブロックなど)を貼り付ける際の、#101の使用量計算は?
- Q6新旧コンクリート打ち継ぎ用接着剤について教えてください。
- Q7高い接着力を得るには?
- Q8接着剤の耐久性は何年ですか?
- Q9ひび割れ注入の注入材にはいろいろなものがありますが、どのように使い分ければいいですか?
- Q10ひび割れ(幅0.2~1.0mm 未満)注入を行う場合の
1. DD インジェクターの本数
2. 注入材(DD グラウト) 使用量
3. シール材(BLシール、#101、BKシール、SBソフトシール)使用量の計算は? - Q11ひび割れ注入のシール材を手で剥がすことができる製品は?
- Q12あと施工アンカーを施工したいのですが、どのような材料を使えばよいですか?また設計の方法は?
- Q13レジンファルトソフトのプライマー塗布量と、使用量について教えてください。
- Q14工事に使う製品の申請書類(承認願)の入手方法について教えてください。
- Q15製品の概算費用、概算施工歩掛りなどの費用について教えてください。
- Q16工事に使った製品の試験をお願いできますか。また、その費用を教えてください。
- Q17各製品の特性・性能・試験結果など技術的な事について教えてください。
- Q18海外での販売、使用は可能でしょうか?
(Is it possible to buy/sell/use sho-bond products outside Japan?)
Q.
製品の基本的特長を教えてください。
A. |
ショーボンド製品は、エポキシ樹脂のほか各種合成樹脂およびセメントを原材料として配合設計されており、使用目的に要求される性能を満足すると同時に、現場で使いやすい作業性を備えています。 [ショーボンド製品 3つの特長]
|
Q.
Sタイプ(夏タイプ)とWタイプ(冬タイプ)の区別は?
A.
樹脂材料は、使用環境温度(気温)が高いと速く固まり、低いと遅くなります。
そのため、ショーボンド製品は現場での作業性を考慮して、使用環境温度(気温)がおおよそ20℃を境に、Sタイプ(夏タイプ)とWタイプ(冬タイプ)に分けている製品が多くあります。Sタイプ・Wタイプの使用時期については図1を目安としています。

図1:Sタイプ・Wタイプ製品の使用時期
Q.
体積から重量を算出する方法を教えてください。
A. |
体積に比重(密度)を掛けることから計算できます。 比重1の場合
【計算例】 グラウトを注入する場合
また、重量から体積を算出する場合は、重量を比重で割ることで計算できます。 |
Q.
接着剤であるショーボンド#101の比重はいくつですか?
A.
ショーボンド#101の比重中心値は1.70です。製品説明書に記載がありますのでご覧ください。ロットによっては多少のズレがあります。製品規格値としては1.70±0.10になっています。
Q.
コンクリートブロック(車歩道境界用ブロック、車止めブロックなど)を貼り付ける際の、#101の使用量計算は?
A. |
ブロック当たりの接着剤の使用量は下式によって求めます。 |
Q.
新旧コンクリート打ち継ぎ用接着剤について教えてください。
A.
新旧コンクリートを一体化させるための接着剤は、ショーボンド#202という接着剤です。
ショーボンド#202は、使う条件によって、4種類を使い分けています。
表-1に4種類の選定目安を示します。また、表-2には各製品の標準使用量を示しました。
※横にスクロールしてご覧いただけます。
表-1 使用条件別の材料選定
使用条件 | 商品名 | 備考 | |
---|---|---|---|
接着剤を塗ってから、新しいコンクリートを打設するまでの時間(気温20℃の場合) | 0~3時間 | #202 | コンクリートが強度発現時には、新旧一体化が完了 |
0~11時間 | #202LT | コンクリートが強度発現時には、新旧一体化が完了 | |
0~72時間 | #202-72h | 新旧コンクリート一体化のためには、打設後14日の養生が必要(コンクリートの強度発現には関係なく) | |
新コンクリートとしてジェットコンクリートを使う場合(気温20℃の場合) | 塗布後45分 以内に打設 |
#202JT | ジェットコンクリート強度発現時には、新旧一体化が完了 |
※施工温度との関係など、詳しくは製品説明書をご確認ください。
※横にスクロールしてご覧いただけます。
表-2 各製品の標準使用量
商品名 | 1m2当りの塗布量 | 塗布面の状況 |
---|---|---|
#202 | 0.8kg | 平滑面 |
1.2kg | チッピング面 | |
#202LT | 0.8kg | 平滑面 |
1.2kg | チッピング面 | |
#202-72h | 0.4kg | 平滑面 |
0.6kg | チッピング面 | |
#202JT | 0.8kg | 平滑面 |
1.2kg | チッピング面 |
Q.
高い接着力を得るには?
A. |
以下のことに注意してください。
|
Q.
接着剤の耐久性は何年ですか?
A. |
接着剤を土木用途に使用した歴史が新しいため、現在のところ何年という明確な返答はできませんが、以下のようなデータがあります。 昭和39年にエポキシ樹脂注入、復旧された昭和大橋の50年後の載荷試験、健全度調査により、その効果が評価されています。これにより、少なくとも50年以上の耐久性があることが確認されました。また、40年経過後までの調査結果をまとめたこちらの資料もご参照ください。 |
Q.
ひび割れ注入の注入材にはいろいろなものがありますが、どのように使い分ければいいですか?
A.
まず、目的を明確にすることが重要です。ひび割れを一体化することが必要なのか、ひび割れを充てんするだけで十分なのかによって、異なります。
ひび割れの一体化が必要な場合、硬質の注入材(BLグラウト、DDグラウトなど)を使い、ひび割れ充てんだけで良い場合には、何を使ってもかまいません。
また、ひび割れの開閉がある場合には、十分伸びのある注入材(BLグラウト100、DDグラウト50 など)を選定することが必要です。
その他にも、背面がシールできない場合(DDグラウト、DDグラウト50 など)、ひび割れ内部が湿潤している場合(WBグラウトなど)など、各種条件を考慮して選定する必要がありますので、詳しくは各販売店までお問い合わせください。
Q.
ひび割れ(幅0.2~1.0mm未満)注入を行う場合の
1. DDインジェクターの本数
2. 注入材(DDグラウト)使用量
3. シール材(BLシール、#101、BKシール、SBソフトシール)使用量の計算は?
A. |
|
Q.
ひび割れ注入のシール材を手で剥がすことができる製品は?
A.
SBソフトシールは、ひび割れ注入後、シール材をディスクサンダーなどの機械を使用せず、手で剥がすことができます。
手で剥がせる反面、インジェクターを取り付けた青色のプラスチック座金部から、注入材が漏れやすくなっています。青色のプラスチック座金の裏に専用のプライマーを使用してください。(カタログを参照)
Q.
あと施工アンカーを施工したいのですが、どのような材料を使えばよいですか?また設計の方法は?
A.
あと施工アンカーの種類としては、金属拡張アンカーと接着系アンカーの2種類が一般的です。
金属拡張アンカーは、アンカー先端部を押し広げてコンクリートに固着させる方法です。接着系アンカーは、コンクリートに削孔した穴へ樹脂を入れて、樹脂の接着力でアンカーを固着させる方法です。
当社のSBアンカーは接着系アンカーに属しますが、接着剤をガラスカプセルに入れており穴への埋め込みが容易にできます。接着剤はエポキシ樹脂系で、接着固定力は抜群に優れています。
設計の方法としては、金属拡張アンカーおよび接着系アンカーとも「あと施工アンカー 設計と施工」に詳しく述べられています。
Q.
レジンファルトソフトのプライマー塗布量と、使用量について教えてください。
A. |
プライマーの塗布量とレジンファルトソフトの使用量は以下の通りです。
レジンファルトソフトの施工厚さは、8mmまたは10mmが標準となっています。
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Q.
工事に使う製品の申請書類(承認願)の入手方法について教えてください。
A. |
工事に必要な申請書類は、ショーボンドマテリアルのホームページからダウンロードできます。以下の書類をご準備しています。
ホームページの下記場所から入手をお願いします。 |
Q.
製品の概算費用、概算施工歩掛りなどの費用について教えてください。
A.
ショーボンドマテリアルの営業担当にお問い合わせください。
東京営業所:03-6861-7411
大阪営業所:06-6965-7235
Q.
工事に使った製品の試験をお願いできますか。また、その費用を教えてください。
A.
製品の試験は可能です。標準的な試験内容であれば川越工場で試験します。
費用につきましては、ショーボンドマテリアルの営業担当にお問い合わせください。その際、購入先をお教えください。
東京営業所:03-6861-7411
大阪営業所:06-6965-7235
Q.
各製品の特性・性能・試験結果など技術的な事について教えてください。
A.
ショーボンドマテリアルの技術兼品質保証担当または営業担当にお問い合わせください。
川越工場:049-225-5611(技術兼品質保証担当)
東京営業所:03-6861-7411(営業担当)
大阪営業所:06-6965-7235(営業担当)
Q.
海外での販売、使用は可能でしょうか?
A.
当製品は日本国内での販売および使用のみを想定しておりますが、海外での販売および使用をご希望される場合は、事前にお問い合わせください。
(Our products are intended for sale and use only in Japan.If you wish to sell and use outside Japan,please contact us in advance.)